結婚指輪の歴史について

結婚する男女の愛の証です結婚指輪ですが、この結婚指輪にはどのような背景があるのでしょうか。この結婚指輪の習慣についてご説明いたします。指輪を指にはめる習慣がいつ根づいたのかについてははっきりと分かっていません。そのことが初めて歴史上に登場したのはギリシャ神話です。

ギリシャ神話の中にはプロメテウスが鉄の指輪をはめさせられたという話が登場します。ゼウスの逆鱗に触れたプロメテウスが罰としてはめられたというのが歴史上初めて登場する記述です。ですから、最初は結婚指輪として指輪が使われていたという事ではありません。結婚した証としての指輪が登場したのは今から2000年ほど前の古代ローマ時代と言われています。

しかし、それは今とは全く意味の違うものでした。今は愛の証として指輪の交換が行われます。しかし当時はお金で買った証拠になるものとして結婚指輪が存在していました。その当時、妻をお金で買うというのが一般的でした。

それを売買婚と呼びますが、そのお金を支払ったことの証拠として花嫁の父親に指輪を渡していました。これが始まりと言われています。ではいつ結婚の証として指輪交換を行われるようになったのでしょうか。それは、西暦9世紀になります。

ローマ教皇ニコラウス一世が今の意味と同じような意味で指をはめました。そしてその時以降、結婚の証として指輪を指にはめるという習慣が拡大していきました。そしてそれが現代に至っています。

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